AIエージェントに「記憶」を与える知識エンジン — たった6行のコードで実現 — cognee

topoteretes/cogneePython16.1k

cogneeは、AIエージェント(自律的に動くAIプログラム)に「記憶」を持たせるためのオープンソースの知識エンジンです。ドキュメントやデータを取り込むと、意味で検索できるベクトル検索と、情報同士のつながりを表すグラフデータベースを組み合わせて、AIが必要な文脈を自動的に見つけ出せるようにしてくれます。「remember(覚える)」「recall(思い出す)」「forget(忘れる)」「improve(改善する)」というシンプルな4つの操作だけで使え、プログラミング初心者でも扱いやすい設計になっています。Claude CodeやHermes Agentなど人気のAIツールとも連携でき、セッションをまたいだ長期記憶をAIに持たせることが可能です。AIチャットボットやカスタマーサポート、データ分析の自動化など、AIを活用するあらゆる場面で役立ちます。

🔥 なぜ話題?

AIエージェントブームの中で「AIに長期記憶を持たせる」ことが大きな課題となっており、cogneeはたった数行のコードでその記憶機能を実現できる手軽さから注目を集めています。特にClaude CodeやHermes Agentなど主要なAIツールとのプラグイン連携が充実し、実用的なエージェント開発のインフラとして急速に支持を広げています。

💡 こう使える!

例えば、カスタマーサポート用のAIチャットボットを運用しているとき、cogneeを使えば過去の問い合わせ履歴や解決済みの事例をAIが自動的に記憶・検索し、『先月同じ請求トラブルが2件ありましたが、原因は決済システムの同期遅延でした。すでにお客様のアカウントに修正を適用しました』のように、過去の知見を活かした的確な回答をAIが自動で返せるようになります。

ユースケース: AIチャットボットやAIアシスタントに、過去のやり取りやドキュメントの内容を記憶させて、文脈を踏まえた賢い応答ができるようにする。

  • remember/recall/forget/improveの4操作だけでAIに記憶を持たせられる
  • ベクトル検索とグラフデータベースを組み合わせ、意味検索と関係性の両方で情報を引き出せる
  • Claude Code・Hermes Agent・OpenClawなど人気AIツールとプラグインで連携可能
  • クラウド版とセルフホスト版の両方に対応し、Modal・Railway・Fly.ioなどへのワンクリックデプロイができる
  • マルチテナント対応やOTEL(監視基盤)によるトレーサビリティなど、本番運用向けの信頼性機能を搭載
GitHubで見る →

Knowledge Engine for AI Agent Memory in 6 lines of code

技術情報

言語

Python

ライセンス

Apache-2.0

最終更新

2026-04-17

スター数

16,066

フォーク数

1,654

Issue数

74

トピック

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技術詳細

アーキテクチャ・仕組み

cogneeはベクトル検索(意味の類似度で情報を探す仕組み)とグラフデータベース(情報同士の関係性を表す仕組み)を組み合わせた知識エンジンです。認知科学のアプローチも取り入れ、データを取り込むと自動的にナレッジグラフ(知識の関係図)を構築し、検索時は最適な検索戦略を自動選択(auto-routing)します。

主要な4つのAPI操作

  • remember: データを永続的にナレッジグラフに保存(add + cognify + improveを一括実行)。セッションIDを指定するとセッションメモリ(高速キャッシュ)に保存し、バックグラウンドでグラフに同期
  • recall: 自動ルーティングで最適な検索戦略を選択して問い合わせ。セッションメモリ→グラフの順にフォールスルー検索も可能
  • forget: 指定データセットの削除
  • improve: 知識の改善・学習

対応環境

  • Python: 3.10〜3.13
  • パッケージマネージャ: pip, poetry, uv など
  • LLMプロバイダ: OpenAI(デフォルト)、その他のプロバイダも設定で対応可能

AIエージェント連携

  • Claude Code: プラグインでセッション間の永続メモリを実現。SessionStart/PostToolUse/UserPromptSubmit/PreCompact/SessionEndの各ライフサイクルフックに対応
  • Hermes Agent: config.yamlでmemory providerをcogneeに設定するだけで利用可能
  • OpenClaw: npmパッケージ @cognee/cognee-openclaw として提供
  • Cognee Cloud: cognee.serve() でマネージドインスタンスに接続し、全SDK呼び出しをクラウドにルーティング

デプロイメント

プラットフォーム特徴
Cognee Cloudフルマネージド
Modalサーバーレス、オートスケーリング、GPU対応
Railway最もシンプルなPaaS、Postgres内蔵
Fly.ioエッジデプロイ、永続ボリューム
RenderマネージドPostgres付きPaaS
Daytonaクラウドサンドボックス

信頼性・セキュリティ機能

  • ユーザー/テナント単位のアイソレーション(データ分離)
  • OTEL(OpenTelemetry)コレクターによるトレーサビリティ
  • 監査証跡(audit traits)対応
  • フィードバックからの学習、エージェント間の知識共有

研究論文

知識グラフとLLMの推論最適化に関する研究論文が2025年にarXivで公開済み(arXiv:2505.24478)。

ライセンス

GitHubリポジトリにLICENSEファイルが存在(オープンソース)。商用利用の詳細はライセンスファイルを参照。

インストール・クイックスタート

インストールと基本的な使い方

前提条件: Python 3.10〜3.13

1. インストール

uv pip install cognee

2. LLMのAPIキーを設定

import os
os.environ["LLM_API_KEY"] = "YOUR OPENAI_API_KEY"

3. 基本操作を実行

import cognee
import asyncio

async def main():
    await cognee.remember("Cognee turns documents into AI memory.")
    results = await cognee.recall("What does Cognee do?")
    for result in results:
        print(result)
    await cognee.forget(dataset="main_dataset")

asyncio.run(main())

CLIでも利用可能:

cognee-cli remember "Cognee turns documents into AI memory."
cognee-cli recall "What does Cognee do?"
cognee-cli forget --all
cognee-cli -ui  # ローカルUIを起動

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