Stripe・Ramp級の社内AIコーディングエージェントをオープンソースで構築! — open-swe

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Open SWEは、組織内部で使えるAIコーディングエージェント(プログラムを自動で書いてくれるAIアシスタント)を構築するためのオープンソースフレームワークです。SlackやLinear(タスク管理ツール)でAIに話しかけるだけで、AIが安全な隔離環境の中でコードを書き、テストを実行し、自動でGitHubにプルリクエスト(コード変更の提案)を作成してくれます。StripeやRamp、Coinbaseといった一流テック企業が社内で構築しているAIコーディングエージェントと同じ設計思想を、誰でもカスタマイズして使える形で提供しているのがOpen SWEの最大の特長です。LangGraphとDeep Agentsという基盤技術の上に構築されており、サンドボックス(隔離実行環境)やAIモデル、ツール、トリガーなどを自由に差し替えられます。

🔥 なぜ話題?

Stripe・Ramp・Coinbaseなどの有名テック企業が社内AIコーディングエージェントで大きな成果を上げていることが話題になる中、同じアーキテクチャをオープンソースで誰でも使えるようにした点が注目を集めています。AIによるソフトウェア開発の自動化が急速に進む2025年のトレンドの中で、『自社専用のAIエンジニア』を手軽に構築できるフレームワークとして大きな関心を呼んでいます。

💡 こう使える!

例えば、チームのSlackで「@openswe このバグを修正して。repo:myorg/myapp」とメンションすると、AIが自動でリポジトリをクローンし、隔離されたクラウド環境上でバグの原因を調査・修正・テスト実行まで行い、完了後にGitHub上にドラフトのプルリクエストを作成してSlackのスレッドにリンクを返してくれます。作業中に「テストも追加しておいて」と追加指示を送ると、AIは次のステップでその指示を拾って対応してくれます。

ユースケース: 開発チームがSlackやタスク管理ツールからAIにコーディング作業を依頼し、バグ修正や機能実装を自動化する

  • Slack・Linear・GitHubから話しかけるだけでAIがコーディング作業を開始
  • 毎回安全な隔離環境で実行されるため本番環境に影響を与えない
  • 作業中にも追加指示を送れてAIが次のステップで反映してくれる
  • サンドボックスやAIモデルなどを自由にカスタマイズ可能
  • Stripe・Ramp・Coinbaseの社内エージェントと同じ設計思想をオープンソースで実現
GitHubで見る →

An Open-Source Asynchronous Coding Agent

技術情報

言語

Python

ライセンス

MIT

最終更新

2026-03-20

スター数

7,805

フォーク数

931

Issue数

37

トピック

agentagentsaianthropicclaudecodellmllmsopenai

技術詳細

アーキテクチャ・仕組み

Open SWEは LangGraphDeep Agents フレームワーク上に構築されています。既存のエージェントをフォークするのではなく、Deep Agentsの上に「コンポーズ(組み合わせ)」する方式を採用しており、上流の改善を取り込みつつ独自カスタマイズが可能です。

サンドボックス(隔離実行環境)

各タスクは独立したクラウドサンドボックス(リモートLinux環境)で実行されます。対応プロバイダー:

  • Modal
  • Daytona
  • Runloop
  • LangSmith
  • 独自プロバイダーのプラグインも可能

特徴:

  • スレッドごとにサンドボックスが永続化(フォローアップメッセージで再利用)
  • サンドボックスが到達不能になった場合は自動再作成
  • 複数タスクが並列実行可能(キューイングなし)

ツール一覧

約15個の厳選されたツールセットを採用(「量より質」の方針):

ツール名機能
executeサンドボックス内でシェルコマンド実行
fetch_urlWebページをMarkdownとして取得
http_requestAPIコール(GET, POSTなど)
commit_and_open_prGitコミット+GitHubドラフトPR作成
linear_commentLinearチケットに更新を投稿
slack_thread_replySlackスレッドに返信

Deep Agents組み込みツール:read_file, write_file, edit_file, ls, glob, grep, write_todos, task(サブエージェント生成)

コンテキストエンジニアリング

  • AGENTS.md — リポジトリルートに配置すると、コーディング規約やテスト要件などがシステムプロンプトに自動注入される
  • ソースコンテキスト — LinearのIssue全文やSlackスレッド履歴が自動で収集・渡される

オーケストレーション

サブエージェント

taskツールでチャイルドエージェントを生成し、独立したサブタスクを並列処理可能。各サブエージェントは独自のミドルウェアスタック・TODOリスト・ファイル操作を持つ。

ミドルウェア

  • check_message_queue_before_model — 実行中にLinearコメントやSlackメッセージが来た場合、次のモデル呼び出し前に注入
  • open_pr_if_needed — エージェントがPRを開かなかった場合に自動でコミット+PR作成する安全策
  • ToolErrorMiddleware — ツールエラーのグレースフルハンドリング

呼び出し方法

  • Slack — ボットをメンション。repo:owner/name構文でリポジトリ指定可能
  • Linear — Issue に @openswe とコメント
  • GitHub — エージェントが作成したPRのコメントで @openswe をタグ付け

デフォルトモデル

コード例では anthropic:claude-opus-4-6 が使用されています。カスタマイズガイドでモデル変更が可能です。

ライセンス

MITライセンス(商用利用を含む自由な利用が可能)

インストール・クイックスタート

READMEでは詳細なインストール手順は別ドキュメント(INSTALLATION.md)に記載されています。主な手順の概要は以下の通りです:

  1. GitHub Appの作成 — GitHubとの連携用アプリを設定
  2. LangSmithの設定 — エージェント実行基盤の準備
  3. Linear/Slack/GitHubトリガーの設定 — 各サービスからの呼び出し設定
  4. 本番デプロイ — プロダクション環境への展開

詳細は INSTALLATION.md を参照してください。

カスタマイズについては CUSTOMIZATION.md を参照してください。

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